うちは主にドッグローズの実を収穫して ‘ローズヒップのドライ’ を作ります。この ‘中に詰まった種と細い綿状のものを除き乾燥した状態’ にする為の加工方法を、今年は変えてみました。
昨年までは、ヒップを洗い、半分に割ってから小さなへら状のもので中身を取り出していたのですよ。ぎゅっと収まっていた綿状のものは ‘解き放たれた’ っていう感じで、出てくるは出てくるは。指先だけでなくヒップ自体にもまぶした様に付きますね。こうなると乾燥する前にもう一度洗いたくなり、乾燥時間が長く掛ったり黒ずんだりしていました。
種も案外しっかりくっ付いて頑張っちゃっていますので、取り出す時に果肉も傷つけていたでしょう。この種、例えばティーにした時、柔らかくなったヒップまで食べるとしたら固く気になりますね。
今年は作り方を変えてみたのですよ。洗ってしっかり水気を取り、ペティナイフで中身まで削らないように気を付けながらヒップの周りを剥きました。数個やってみると要領がつかめます。短い時間で加工、乾燥ができ、自然乾燥でもきれいに仕上がりました。お天気を見計らって加工をしたならば、1週間も掛らないと思います。確かに、果肉の無駄が多少出ましたが、自家製でよくある ‘乾燥状態の不安’ がなくなったのが一番のメリットだと感じています。 2013/11/13