Salvia
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Salvia canariensis ‘Lancelot’ サルビア カナリエンシス ‘ランスロット’

〜 ガクの美しさに見惚れて

2024/02/08

サルビア カナリエンシス ‘ランスロット’ は苗から育て始めて今年で4年目です。小さな苗のうちから毛が生えて銀色に見える茎や葉が特徴的で、ポリエステルの手芸綿にくるまっているかの様に見える時もあります。草丈が高くなりましても下から上まで銀色に見え、他の緑色の植物の中で目立ちます。6月頃から秋の終わりまで繰り返し長く咲く紫を帯びたピンク色の花、そして深い紫のガクがまた美しいです。ラベルには90〜120cmと書かれており、うちでは2年目の春に地植えにしたところ180cmを超えました。余り大きくならない品種だと聞いていましたので驚きました。梅雨時は傷みますが比較的丈夫で、梅雨の前か後に剪定をしたり切り花として活用をしたりしているうちに元気になります。耐寒性もまずまずのようで、落ち葉のマルチで越冬します。庭ではダイナミックに、鉢植えは剪定で枝数を増やしてコンパクトに育てるのも面白いです。鉢植えは根で土が硬くなるのが早い為、秋か春の植え替えは必須だと思います。この時、株分けや挿し木でバックアップの苗を作っています。サルビア カナリエンシスは以前メモしました S. canariensis、S. canariensis var.albiflora、S. canariensis var.candidissima に、このS. canariensis ‘Lancelot’ が加わり4種類になりました。葉の色や繊細さ、そして花色などに特徴がありますが、どれもガクの美しさに見惚れてしまうサルビアです。

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