トリカラーセージやトリコロールセージと呼ばれるSalvia officinalis ‘Tricolor’ サルビア　オフィキナリス ‘トリカラー’。 薬用や食用にされ、緑色の葉にクリーム色と赤紫の斑が入り観賞用としても美しいです。この斑は季節により割合や濃淡が変わり、寒さに当たる程濃くなるように思います。鉢植えで２５年以上育てていますが薄紫色をした花が咲いた年は半分位で、手元の本によりますと暖地では咲きづらいとありました。うちは少し寒冷地に入る為か今年の５月も見る事ができ、花が咲く時は薄いクリーム色の葉が目立ってきますのでなんとなく分かります。花が咲きましたらしっかりとした株になるよう早めに切ります。

育て方は普通のSalvia officinalis サルビア オフィキナリス (コモンセージ)に準じますが、全体的に小振りで少し耐寒性は劣るようです。春に植え替えや小さな苗を定植、秋には挿し木や取木で更新やバックアップをしておくようにしています。年々暑くなる夏。直接雨の当たらない場所に置き、夕方たっぷりと水遣りをして葉のダメージを減らしています。

台所で使うサルビア　オフィキナリスはその変種や栽培品種も含めて個々に鉢植えを作り並べて育てています。性質が似ていますので寄せ植えも毎年１つ。このサルビア　オフィキナリス　‘トリカラー’ も元気に育ち乱れる様になりましたら随時剪定を兼ねて摘みます。残暑厳しい今日も、マグカップに直接一枝入れ熱いお湯を注いだなら立ち上るいつもの薬臭さとすっきりした香り。好みのお茶で一服です。タッジーマッジーやドライフラワーにもよく使います。