Herb
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オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)

~ グリーンカーテン! そして可愛い果実の収穫も!

2021/03/15

2007年の春に種を蒔いたのがオキナワスズメウリDiplocyclos palmatus (Bryonopsis laciniosa)の育て始めです。叔母から届いた荷物の中にこの種子も入っていました。図鑑を見ましたら可愛らしい白い縦縞が入った緑や赤の小さな実が印象的で、上手く育って欲しい、早く手元で見てみたいと思いました。叔母も毎年あちらこちらに絡みついて邪魔だと思いながらも適当に残してきたそうです。カラカラに乾いてつぶれた果実1個の中に種が10粒位入っていました。解して取り出し蒔いたものが、生っては種をこぼしますので絶えることがありません。 

オキナワスズメウリは沢山実を生らせます。およそ5mにも伸びる蔓で広がり葉も豊富で成長も早く、もしこれで美味しく食べることができたならば嬉しいですね。国によっては食用薬用の用途もあるそうです。然しほとんどの本には有毒!食べられません!とありますので私は1度も口にしたことがありません。

寒さをキャッチし始めますと傷み、本格的な寒さで枯れます。多年草と載っている本もありますが、ほとんどが一年草とあります。うちでは前の年の株から春に芽吹いたことはありませんので、暮れに処分してしまうようになりました。この時も実がポロポロと地面に落ち、結果種まきをしているのでしょう。

美しい緑の葉のグリーンカーテンとそのグリーンカーテンの葉の裏に隠れるように生る実をクラフトの材料にしています。写真のグリーンカーテンは地植えで、ひと苗(ひと芽)です。うちでは生えてきた丈夫そうな芽を1つか2つ残せば十分です。夏に黄色い小さな花が咲きますね。その後、実が緑~オレンジ~赤と色付いて、ハロウィンにオレンジの実が集められるか?クリスマスに赤と緑の実が一緒に残るか?などと鑑賞も面白がっています。私は実が緑の時点で葉を取り除き収穫をして、干し台に引っかけたりクラフトしたりして色の変化を眺めるのが好みです。

原産は日本、台湾、中国、インド、オーストラリアなどで、日本ですと沖縄に自生しているそうで、オキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)の他、リュウキュウスズメウリ(琉球雀瓜)、琉球オモチャウリなどでも流通しているようです。小さな実も集まると重いですね。今年もちょっとふらつきながら収穫をして干し台にひっかけることができる日を心待ちにしています。

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