Herb
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ゲンノショウコ 現の証拠

~ 古くからの民間薬

2016/09/26

夏空の下、足元で元気に咲く姿に目が留まります。ゲンノショウコは、苗を庭に植えて育て始めました。フウロソウ科の寒さに強い多年草で、その翌年からはこぼした種からも増えて、かれこれ25年、夏になるとその紫紅色と白の花を見ています。手元のハーブの本によりますと、東日本には白花型、西日本では赤花型が多いそうですね。熟した果実の殻が破れて下から巻き上がる姿からミコシグサ 神輿草とも呼ばれ、他にもいくつか別名があります。日本、中国、台湾が原産だそうです。根元から枝分かれをして横に広がるように育ち、草丈はうちでは30cm位、若葉には紫色の斑点があります。茎や葉にはうっすら毛が生えていますね。

古くから民間薬として知られ、効き目の良さからゲンノショウコ 現の証拠 と呼ばれるようになったのは有名です。沢山の効能があり、これはドライにして保存しておかなくては!と花盛りの頃に真面目に収穫をしている植物のひとつなのですよ。然し、実際に煎じて飲んでみましたのは育て始めた頃の2、3回で、毎年次のシーズンまでそっくり残るという状態です。知っておくことができたのは嬉しいことかもしれません。本には生葉を使う用途、お風呂に入れる効能など色々載っていますね。紫紅色と白の花、どちらも脈が浮いて柄になり、鉢植えにして近くで見るのも可愛いです。

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