Herb
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香り玉作り

~アフターガーデニングの楽しみ

2010/09/15

ふんわりカーテンを持ち上げる秋風がハーブの庭から香りを運んできます。一年中何かしら咲いて何かしら収穫できる庭も、ぐっと気温が下がると窓から眺めるだけの日が多くなります。ポプリを熱湯でくゆらせたり、アロマポットに精油を落としたり、インセンスに火を付けたり。もちろん香りを聞きたくない日もありますね。
そして通りがかると‘一瞬だけふっと応える’そんな香りもうれしくて、香り玉を作って仕掛けます。

私の作る香り玉は、パウダーにしたドライハーブ、ハーブウォーター、ハーブオイル、小麦粉、塩を練って丸め、穴を開け、乾燥させて作ります。作り方は極々簡単なのですが、‘納得できる香り’にするのは案外難しく、そこがまた面白くて仕方ありません。同じハーブでも‘フレッシュとドライでは香りが違いますし’、ブレンドやちょっとした匙加減で仕上がりが大きく変わります。また時間の経過による変化もありますので、なるべくメモを残しておきたいと思っています。春から夏の庭を思い出しながら手を動かすクラフトは、アフターガーデニングの楽しみのひとつですね。

香りの強弱は、チョイスするハーブや精油を練り込むことなどで工夫できます。精油を垂らせばOKの‘かわいらしい香り玉の土台’をお土産にもらったことがありますが、これは徐々に香りを拡散してくれるそうです。家庭で作る時は、クローブなどのスパイスや精油は強制的に香ることがあるので特に量に気を付けています。

手作りの香り玉
香り玉作り(材料)
香り玉作り(乾燥)
ハーブクラフト

母にもらったお香の材料です。子どもの頃に作ってもらった、香りを閉じ込めて布で覆った味噌汁の貝殻は、漏れる香りがなんとも古風で、訳の分からないまま大切にしていました。

パチュリ(パチョリ)、シトロネラ、ベティバー、レモングラス。庭では地味過ぎるハーブですが、それぞれの香りが素晴らしいですね。これらも香り玉の材料に使います。

お香の材料
パチュリ(パチョリ)
Pogostemon cablin
シトロネラ
Cymbopogon nardus
ベティバー
Vetiveria zizanioides
レモングラス
Cymbopogon citratus
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