シデリティス シリアカ Sideritis syriaca

~ グリークマウンテンティー Greek Mountain Tea

2018/07/31

今から30数年前の夏に立ち寄った植物園でハーブの苗を選んだ中のひとつにグリークマウンテンティー (Greek Mountain Tea ギリシャの山のお茶) がありました。随分とお留守番をしていたのか暑さのせいなのか、これだけかなり弱々しい苗で案の定直ぐに枯らしてしまいました。然し、その時 ‘ギリシャでよく飲まれるポピュラーなお茶で薬効がある’ と聞いたことがいつまでも残っていたのですよ。その後種を見付けて失敗を繰り返しながら育てているグリークマウンテンティーが シデリティス シリアカ Sideritis syriacaで、ギリシャに自生しているシソ科の寒さに強い多年草です。チャイ トゥ ヴヌー、アダチャイ、アイロンワート、シデリティスなどの名前でも呼ばれますが、これらの名前はこのシデリティス シリアカだけを指すのではないようです。 

シデリティス シリアカは細かな毛が生えていて茎や葉は灰緑色、ラムズイヤーをスリムにした感じです。乾燥しますと一層銀色になり、夏から秋にかけて咲く花はライムイエローです。切り花にしても綺麗だと思いますが未だにお茶の為の収穫が優先になっています。高温多湿が苦手のようで、ある程度育った後に弱らせてしまうことも多々あります。調べていた時に見た収穫風景の写真は、真っすぐ上に伸びて稲を刈っているような感じでしたが、うちではそんな逞しさはありません。花や蕾や葉が付いた茎を摘める時に摘んで乾燥をさせ少しずつ冬のお茶にする為にストックしています。このお茶は何千年もの間飲まれてきたそうですね。お茶の淹れ方は一般的なハーブティーと同様です。味はドライのミントとレモンに少しコモンセージを加えたようだと思いました。たまに摘んでフレッシュで入れてみたりもしています。レモンや甘味を加える事もあります。家族の為に薬効を期待して淹れることや、寒い日に両手でカップを包みふぅふぅしながら飲むことが自然と多くなりました。


 

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