ジュズダマの収穫

〜 香りのお手玉

2017/01/22

数珠玉の記憶は、生えていた光景からではなくて、祖母がお手玉を作るのを傍で見ていた所からです。祖母のお手玉歌は ‘さいじょうざんはきりふかし ちくまのかわはなみあらし’ で始まり、最後に ‘キラッ、キラッ、キラッ’ のおまけ?が付いて終わっていました。川中島と言われても分からない子ども時分の事です。笑ってしまうのですが、私の娘は香りの付いたお手玉を欲しがりました。祖母はひ孫の為に、先ず目の詰まった生地で袋を作り、数珠玉と私が用意したポプリを入れた後、更にラメ入りの糸でお手玉の外側を編んで作ってくれました。暫く振りに入れてある缶の蓋を開けてみましたら、まだ香りが残っているのですよ。触ると軽いチャッチャという音がします。

熱帯アジア原産イネ科のジュズダマ(数珠玉) Coix lacryma-jobi は、唐麦(とうむぎ)、数珠子(ずずこ)、つしだまなどと呼ばれ、手元の本によりますと用途も多く、例えば食用にされてきた歴史があり、葉や根も民間療法に使われているそうです。

暫く育てていなかったジュズダマを、数年前にまた種まきから始めました。栽培は至って容易で、一度育てば冬の間地上部がほとんど枯れてしまっても株が残り、もしも無くしてしまってもこぼした種から生えてくる程です。必要な分だけ残すといいですね。葉はトウモロコシに似ていて、よく枝分かれをしながら2m位になります。うちの庭は風の影響を受けますので、支柱をしたり早めに剪定をしたりしてきました。夏から秋にかけて咲き方の変わった花が咲き、雌雄同株。果実を包む苞が緑から黄緑色、そして黒褐色や灰色に変わっていきます。光沢があり石の様に硬く、また中に穴が開いている天然のビーズといった感じ、さあ、遊んで!と言われているような、数珠玉ですね。

所々に、うまく実らなくて真っ白になっているものを見つける事ができます。光沢がなく白壁のような質感で、これはこれでアレンジやクラフトの材料に面白いです。そしてこれを多く使いたい私は、まだ緑のうちに収穫をして小束にして吊るすようになりました。1週間から10日も乾燥させれば、硬く真っ白になります。



 

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